プレイヤーのアクション

ブラックジャックは状況を見て、プレイヤーが自分で次のアクションを決めることができます。

プレイヤーはどのようなアクションができるのかまとめました。

また、実際のカジノ(ランドカジノ)に行った時に、言葉がわからないとそれだけでドギマギしてしまいますが、ブラックジャックでは主なアクションは言葉でなく仕草でディーラーに伝えます。
この仕草を知っておけば大丈夫!

◆ヒット
最初に配られた2枚の合計が小さくて、もう1枚欲しい時には「ヒット(Hit)」します。
ヒットは何回でもできます。
<仕草>
シューゲーム(カードが表向きに配られる)の場合には、テーブルを指でコツコツと叩きます。
ハンドヘルドゲーム(カードが裏向きに配られる)の場合には、手に持った2枚のカードでテーブルを自分の方へ軽くこすります。

◆スタンド
プレイヤーは、これ以上カードが必要ないと思った時は「スタンド(Stand)」します。
<仕草>
シューゲームの場合、手のひらを下向きにして自分のカードの上にかざします。
ハンドヘルドゲームの場合、2枚のカードを伏せた状態で自分の賭けたチップの下に差し込みます。

◆ダブルダウン
プレイヤーは、最初に配られた自分の2枚と、ディーラーのアップカード(オープンになっているカード)を見て勝てそうだと判断した時に、最初の賭金と同額を上乗せして賭けることができます。これを「 ダブルダウン(Doubledown)」といいます。
但し、ダブルダウンを宣言した場合には、カードはもう1枚しかヒットできません。
ですから、ダブルダウンは勝てば配当は倍になるかわりに、ヒットしたカードがよくなかった場合、負ける確率も高くなる、つまりギャンブル性が大きくなります。
*カジノによってはダブルダウンできる手を制限しているところもあります。
<仕草>
最初の掛け金の近くに同額の掛け金を置きます。但し、最初の掛け金の上に重ねてはいけません。

◆スプリット
プレイヤーは、最初に配られた2枚のカードが同じ数字の場合、カードを分けて2種類の別々の手として勝負することが出来ます。これを「スプリット(Split)」と呼びます。
スプリットすれば1枚ずつの手が2つあるという状態ですから、それぞれ1枚ずつカードが配られます。
その手がダブルダウンのチャンスになった場合、ダブルダウンできるかどうかはテーブルによって違いますが、できるところが多いようです。
また、スプリットした後、もう1枚同じ数字のカードが来た場合、再度スプリットできるところも多いようです。(スプリットは3回までというルールが多いようです)
但しA,Aでスプリットする場合、1枚しかヒットできないルールがほとんどなので、再スプリットはできない場合が多いでしょう。
*スプリットした手がブラックジャックになっても、通常の21と扱われます。
<仕草>
最初の賭金と同額を、最初の掛け金の近くに置きます。重ねてはいけません。
*ダブルダウンともとれる状態の時は「ダブルダウン」又は「スプリット」と言いましょう。

◆インシュランス
プレイヤーは、ディーラーのアップカードがAの時「インシュランス(Insurance)=保険」を掛けることができます。
実際は保険ではなく、ディーラーの手がブラックジャックになっているどうかに対しての「別の賭け」です。
通常、元の賭金の半額を賭け、その配当は2対1です。
$10賭けたゲームで、ディーラーのアップカードがAだった場合に$5払ってインシュランスをしたとします。
ディーラーがブラックジャックだった場合、元の賭金$10は取られますが、インシュランスベットは的中したわけですから、$5に対して2倍の配当、つまり$10が支払われます。
つまり元の賭け金と同額を獲得したことになります。結果としてプラスマイナス0となり、損失をカバーできることから「保険」と呼ばれています。
<仕草>
テーブルの「INSURANCE PAYS 2 TO 1」と書かれたところに掛け金を置きます。

◆サレンダー
プレイヤーは、最初の手が悪く勝ち目がないと判断した時に、「サレンダー(Surrender)」を宣言できます。
これは負けを認める代わりに、賭け金を半分戻してもらうことです。
但しディーラーのアップカードが絵札やAであった場合は、ブラックジャックではないという確認が行なわれた後でないとサレンダーすることができません。
*サレンダーは認めていないテーブルも多いようです。
<仕草>
言葉で「サレンダー」と宣言します。